「線虫」ネマトーダというそーだ

線虫は微小で、体が透明で、土壌中・海底・動植物の体内 に寄生しています。

植物寄生性の線虫の体長は、およそ1mmと微小で体細胞は1,000個ほど。

ですが、人間の脳にあたる部位、神経系、筋、消化管、表皮、生殖器等

基本的な組織、器官を備えていて記憶や学習もできる、という報告があります。

基本的には雌雄同体で生育して1匹が約500個の卵を産みます。

環境が悪くなると生まれてくる雄と交配も可能とのこと。

卵はゼラチン質やシストに覆われていて薬剤が効きにくい状態です。

受精卵から生殖能力の成熟した成虫になるまで数日かかり、

寿命は4週間ぐらいと言われています。

植物に寄生する線虫は、世界で4,100種ほどあり

共通の特徴は、中空の細い針(口針)を頭部に備えていて

これを植物細胞に差し込み、細胞液を吸収する ことです。

一度線虫に汚染された土壌では、作物は大きな被害を受けてしまうし

対策が難しいとされる訳ですね。