アメシロ食害に対する実証実験2

前回同様、アメリカシロヒトリ(アメシロ)に対する
 当方商品「みどり守 GN-502」の効果をわかりやすく再現したいと思います。
  
 今回は「GN-502粉末」を使いまして、植物が食害虫の嫌がる成分を吸い上げ
 葉まで運び、そこで効能を発揮することを示します。
こがき(カキノキ科: まめがき、とも呼ばれる)の小枝を2本用意します。
 片方の小枝は、GN-502粉末をppm(百万分率)レベルまで薄めた液に挿します。
 他方の小枝は、なにも加えず、松本市の水道水に挿します。
  
 この状態で三日間放置して、水分(成分)の吸い上げを待ちます。
  
 三日後、同じ大きさの葉を取り揃えます。
 識別のため、GN-502成分を含む葉にのみ黄色の糸を結びます。
 

 この2枚の葉を、約3センチのアメシロ10匹の居る容器に入れます。
 8時間、自由に食べさせます。
結果、GN-502成分を持つ黄色の糸を結んだ葉は
 周辺部を部分的に食べられましたが、葉としての機能は果たせる状態です。
 他の葉は葉脈まで食害を受け、葉としての機能は果たせない状態です。
  
 後日、アメシロは 「さなぎ」 になりました。
 植物の食害実験は、いったん終了です。  が、観察を続けます。
  
 羽化した成虫に、GN-502成分を摂取したことによる影響が見られました。
左側は飼育していました成虫です。
右側の2匹は今回の実験に使われたものです。
 
環境が違いますので、翅先の欠損は割り引くとしても
右側下のものは翅が萎縮していて飛べません。
 
自然界では、交尾して子孫を残すことはできませんし
鳥などの捕食者に簡単に狙われます。
 
翌シーズン以降、植物の食害は確実に減ると思われます。